2015年5月下旬、関西地方は記録的な高気温が続いていた。
37~38度の酷暑の中、奈良の市街地から外れた、ここ平城宮跡に訪れた個人客は私ひとりだったに違いない。前もってアドバイスさせていただくと、真夏と真冬は体力と健脚に自信のある方にしかおすすめできない。熱中症または凍死しかねないので装備と体調には十分ご注意ください。
文化庁による平城宮復元がなされ、2010年に完成記念式典が行われた。朱雀門の復元は1998年に完了。平城遷都1300年記念事業。
第一次太極殿
中には、この再現建設にあたっての資料や技術等が展示されています。総予算はすごいものですが、日本の土木技術、宮大工部門の技術を残すにはこういった実地経験も必要かと考えなおしました。最新の免震技術も取り入れられているとのこと。
このはるか真向いに朱雀門が建っています。
第一次太極殿 全景
砂地部分には、かつての平城宮を構成する役所や施設がいろいろあったらしい。ローマやポンペイにも全然負けていない面積感だと思った。むしろこちらのほうが広いくらい。
こちらが朱雀門
近鉄奈良からタクシーで来て、まずここから平城宮跡めぐりをスタートしたのですが、体感温度は40度を超えておりペットボトルの水を頭からかけてスタートするほどの灼熱炎天下でした。
朱雀門方向から太極殿方面
間に近鉄が走っています。電車を観察するのにもいいポイントです。
誰もいない跡地にそよぐワタスゲ
第一次太極殿から見た朱雀門
お互いものすごい巨大建造物なのに小さく見えます。
平城宮は本当に広い都だったんだなーと実感。
デートコースには不向きです。この距離を歩くのかとケンカになりますよ(笑)
2015/5/27撮影:maki
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