櫻本坊の正門向かいにある、大和三庭園の一つとされる回遊式庭園。千利休の作、細川幽斎の改修とされています。お昼すぎ、ほとんど人のいない時間帯にゆっくりとたのしむことができました。
宿坊もあり、懐石料理や露天風呂もたのしめるそうです。山を1日歩き回って、こんなところに宿泊できたらいいだろうな~。ひとり旅で宿泊するなら櫻本坊の宿坊で修業込みがよさそうですね。
庭園に入ると池があり、優しいしだれ桜が満開でした。背後には小山があって、そこへさらにあがることができます。高低差のある庭園はぜいたくですね。あたたかいけどきつすぎない陽光に包まれるひとときでした。
こんなきれいな風情をひとり、貸切状態です。
今回、吉野のメインである白山桜ではなくしだれ桜を目的に来て良かった。人の行列で渋滞する時期だとこんなふうにゆっくり見ることもままなりません。
庭園背後の小山にももちろんあがりました。
山の中に寺院や野生の桜が点在する吉野は自分の思うままに歩けてたのしいです。
庭園から、ハクモクレン越しの風景。
このハクモクレンを近くで見れないかと崖の脇を見ると、山道があって降りられるようになっていたので降りて行きました。そのつきあたりには弓道場の建物があり、その横に立つ大きなハクモクレンがありました。
見たこともないような大きな満開のハクモクレンが薄青の空にどこまでも伸びています。白い花びらはすぐに茶色くなってしまうので、きれいに見られる時期はほんの一瞬。そのいちばん良い時に見られたのではないでしょうか。最近は、街路樹にハクモクレンが植えられているのをよく見かけますが、こんな大木は私も初めてです。ここまで降りてくる人も誰もおらず、ひとりでじっくりたのしめました。
このあと、バスで奥千本入口まであがり、そこから下千本までの一本道を歩いて下って行きます。
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竹林院群芳園オフィシャルサイト
2016/3/31撮影:maki
Maki's Kansai Journal
東京在住・関西志向ブログ
関西を訪れた記録を写真をメインに残していきたいと思っています
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