奥千本口~上千本

↑ 花矢倉展望ポイントより



初めての吉野で距離感や道の雰囲気がつかめなかったので、中千本から奥千本入口までバスであがりました。自分の脚力だと本来、全山徒歩でたのしむべきだとも思うのですが、時間に余裕を持ちたかったのです。バスの運転手さんは親切でいろいろ教えてくれます。



古いマイクロバスで奥千本口バス停に到着。

ここから奥千本ルートは1時間ほどでまわることができますが、まだ何も咲いていないとのことで周辺の金峯神社などをまわってから、山を下りていくことにしました。



まずは、修行門をくぐり坂道をあがっていきます。この日は暖かかったですが、まだ草木は茶色です。



そしてこの道はまさに「大峯奥駆道」。修験者憧れの聖地です。この先を進んでいくと、女人結界、大峯山へと登って行きます。



簡素なつくりの金峯神社。

脇を下ったところには義経が隠れ住んだ塔があります。


金峯神社と義経隠塔を見学して、ここから下千本まで一本道を下っていくことにしました。

まだ観光客も少なく、すれ違う人も殆どおらずひとりでずっと歩きましたが、時々山じゅうに放送が流れたり、ポイントごとにトイレや水場が整備されていて安心です。


バスでもそんなに標高をあがった気もしないのですが、見晴らし的にはずいぶん高いような気がします。このあたりで標高750mほどです。


奥千本口バス停まで戻り、右側に伸びる道路を下っていきます。まだこの時期はクルマも入れましたが、ほとんどクルマも人もいなかったです。


標高600mぐらいまで下りたころに、「花矢倉」展望ポイントがあります。

白山桜が満開になる4/10~15頃だと、この眺めは白く煙ったように美しいのでしょう。吉野は山の尾根に家や町が形成された、珍しい土地と聞きました。通常は谷につくるのですが、それだとあっという間に流されてしまいます。この光景から、尾根づたいに町があるのがひとめで見渡せます。滅亡せず長きに渡り山を守っているのですね。

ここから中千本へと続きます。
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観桜期の交通について


2016/3/31撮影:maki

Maki's Kansai Journal

東京在住・関西志向ブログ

関西を訪れた記録を写真をメインに残していきたいと思っています

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