Sakura Japonais dans montagne Yoshino Nara en Mars 2016.
ここからはしばらく、開花した桜がたのしめる景色の良い道となります。
下りの一本道をそれた民家脇にとても大きなしだれ桜が咲いていました。京都の庭園などでは真ん中に主役級で植えられていそうな立派な桜です。これも、目をよそに向けなければ気づかない桜。こんな木があちこちにあって、誰もいないのでそれがまたより一層美しく感じるのです。
途中、葛餅をその場でつくってくれるお店があったので立ち寄りました。ご年配のお母さんがやっているお店で、4,5月の2ヶ月限定のお店だそうです。お父さんも出てきてくれてお話相手になってくれました。山歩きには、消化の遅い肉類でななく、すぐにエネルギーに変わる炭水化物を持っていきたいです。お昼には持って来たおにぎりを食べましたが、葛でできたおやつと金柑の甘露煮もクエン酸など疲労回復に役立つのでとても良い組み合わせですね。軒先には手入れされた花の鉢がならんで、素朴で素敵なお店でした。
中千本エリアに入ると土産物屋や寺院が立ち並びます。
途中、東南院に立ち寄りました。大峯山の持護院で役行者が白鳳時代に開基とのこと。
よみは「きんぷせんじ」。この山合いに広い敷地。立派な本堂です。
黒門をくぐると、吉野駅までのロープウェイ乗り場があります。私はそれには乗らずに、歩行者用の山道:七曲がりを下って駅へ向かいました。徒歩20分ほど。
午前中から終日歩いてまわりましたが、下りメインだったことと、思うままに花や木を見ながら歩けるのでまったく疲れませんでした。新緑の季節もそれはまた美しいそうで、今度は女人結界あたりまで進んでみたいと思います。「一生に一度」などと表現される吉野桜ですが、そういわずまた何度でも訪れてみたいところです。
【今回の行程】
9:40 近鉄/ 大阪阿部野橋発 吉野行き特急(要:指定券)
10:56 吉野到着、駅前から中千本までのバスに乗車(20分)⇒櫻本坊、竹林院などを見学、昼食(持参物)
13時前 竹林院バス停から奥千本口まで(10分)⇒下りルートを散策しながら吉野駅まで桜や寺院を堪能
17:34 吉野発特急乗車(要:指定券)
18:53 大阪阿部野橋駅到着
※バスの時間は都度変更があるので吉野町公式サイトで確認してください。
【天候・気温など】
2016/3/31の天候:晴れ~うす曇り、20度ほどでした。
半袖Tシャツにひざ丈のワークコート、ランニング用の7分丈パンツ、タイツ、スニーカー。行程中すべてコートは腰に巻いて、半袖で充分でしたが、上着、ストールなどの巻物、雨具は持参していました。ドライブがてらの女性はパンプスの方もいましたが、坂ばかりなのでスニーカーが賢明です。
【食事】
吉野駅及び山にはコンビニはありません。ところどころうどん屋や食事処はありますが、団体などで予約をしていない個人客はお弁当やおやつなど持参が良いと思います。私は中千本と奥千本の中間あたりの桜が見渡せるポイントでゆっくり座って、持って来たおにぎりを食べましたが混雑時にはこういうのもいっぱいなのかもしれません。
※ごみは各自ですべて持ち帰ること!
【トイレ】
寺院やバス停付近、山道も15分おきぐらいにきれいなトイレがあります。
2016/3/31撮影:maki
Maki's Kansai Journal
東京在住・関西志向ブログ
関西を訪れた記録を写真をメインに残していきたいと思っています
0コメント